北海道建築設計監理株式会社

2020年 - 障がい者福祉施設

障がい者支援施設「晩成学園」/障がい者支援施設「緑陽荘」/ 障がい福祉サービス事業所「デイサポートさ~くる」

コンセプト 音更町東士狩に建てられていた「晩成学園」と同町緑陽台にあった「緑陽荘」が老朽化のため、「晩成学園」に隣接する敷地に新たに建てられた知的障がい者支援施設。周辺は広大な十勝平野の豊かな自然環境を活かした穀倉地帯であり、のどかな風景が広がっており、地域コミュニティと共に歩んでいくシンボル的な存在として位置づけている。
ユニットケアによる106名の入所施設で、法人本部とデイサービスセンターを併設している。建物は大きく3棟の構成になっており、中央に法人本部及び厨房や機械室などの共用スペースを設け、西側に高齢者が多い「緑陽荘」、東側に重度・一般者が入所する「晩成学園」を配置した。2つの施設を有機的に結び、入所者が安心安全に利用でき、スタッフが働きやすく、維持管理のしやすい計画を目指した。2階にデイサービスセンター部門や災害時に地域住民が利用できる「福祉避難スペース」を設け、地域に開かれた使い勝手の良いスペースとした。非常用オイルタンクの増設や停電時の電源確保など災害時のライフラインにも配慮した設計となっている。
主要用途 障がい者福祉施設
構造 鉄筋コンクリート造
階数 2階
延床面積 7035.24㎡
所在地 音更町

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