北海道建築設計監理株式会社

2011年 - その他

日本海ふるびら温泉「しおかぜ」

コンセプト 古平町大字新地町にある町営の日帰り温泉。かつては古平高校の廃校舎を利用して運営されていた温泉施設を閉館し、隣接する敷地に新たな温泉施設として計画をした。 古平町はかつてニシン漁で栄え、漁師町として知られており、地域に密着のある「鰊番屋」をイメージして設計をした。 温泉浴槽は男女それぞれ、内風呂と露天風呂の2種類のほか、貸切りの家族風呂があり、小高い丘にあるため、露天風呂からは積丹ブルーの日本海を堪能できる。お湯は、鉄分を含んだ黄褐色の濁り湯で「源泉かけ流し」の本格的な温泉となっている。番屋をイメージした休憩室は、湯上がり姿で自由にくつろげるような広いスペースとなっており、中央には地域住民のコミュニケーションの場として、活用されるよう「囲炉裏」を配置した。浴室までの廊下には、古平の歴史をたどる貴重な写真が飾られており、漁師町としての歴史を伝える工夫もしている。施設はバリアフリーで、高齢者や身体の不自由な人も安心して使えるようになっている。
主要用途 公衆浴場
構造 木造/鉄筋コンクリート造
階数 1階
延床面積 649.81㎡
所在地 古平町

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